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三重支部に所属する選手のホットなトピックを集め、インタビューありニュースありと、
いろいろな角度で支部選手の魅力を紹介します!!
地元でG1初制覇 思い出のレースで再び栄冠を掴む

デビュー戦、6着にはなりたくない!

――5月25日にデビュー戦を地元・津で迎える今の心境は? 楽しみでしかないですね。やる気がみなぎっていますよ!
大外からのレースのイメージはできています。自分が成功するイメージだけはいつもしっかり持っておけばいつかは成功すると思っています。 ――目標はありますか? 6着だけにはなりたくないので、ひとつでも前の着を狙いたい。前の選手を追いかけるのではなく、追いかけられるようにそれくらいの気持ちでレースに臨みます。
もちろん1着になりたいという気持ちはあるのですが、そんなに簡単なことではないのでまずは舟券に絡むことからですね。 ――デビュー戦に向けての課題はありますか? 着順をキープして、スピードのある旋回ができるように練習に取り組んでいます。三重支部の先輩方にご指導いただいていますね。私の兄の同級生でもある豊田健士郎選手をはじめたくさんの先輩にお世話になっています。
練習している今とデビュー戦の時期では気候が変わってくるので、スタートするときの目安にしている景色とか同じようにしていても、届かなかったりするだろうと感じています。そのあたりも乗り越えないといけませんね。

自分の体格を活かして勝負できるボートレーサーなりたかった

――なぜ、ボートレーサーになろうと? 小中高とバスケットボールをしていて、長身の選手に負けて悔しい思いと何度もしてきました。小柄な私でも勝負できる仕事はないかと調べたところ、ボートレースだと。
ボートレース好きの祖父に連れていってもらいレースを見た時、「これだ、これしかない!」と思いましたね。 ――ボートレーサーになることに身近な方はどのような反応でしたか? 両親からは自分の好きなこと、やりたいことを仕事にする方が、楽しいしやりがいを感じられると言われていたので、反対されませんでしたね。 ――養成所の試験は何回目で合格しましたか? 5回目で合格しました。最初はとりあえずどんな試験なのか受けてみようという軽い気持ちで受験したんですが、試験会場の雰囲気が真剣モードでピリピリしていて圧倒されましたね。それから安易な気持ちで受けてもダメだと、合格後も厳しいはずだと思ってトレーニングなどをしました。
最後は2次試験を合格した時点で「今回はいける」と感じて、実際に合格しましたね。ホッとしました。

養成所で学んだことはすべて繋がっている

――ボートレーサー養成所はいかがでしたか? 入所当初は朝が早く、すべてにおいてキッチリしないといけないので慣れなかったですね。大雑把なので「なんでここまでするの?」と思うところがありました。
でも今考えるとすごく大事なことで、ボートレーサーにとって、少しのズレや確認ミスが大きな事故に繋がりますから、それを見据えて生活の面から徹底的に鍛えてもらっていたのだと思いました。 ――訓練内容も厳しいものだと思いますが? 初期訓練はきつかったですね。でも乗艇訓練に入ると楽しかった。毎日必死で訓練していたことに変わりはないのですが、この訓練が仕事に繋がると思うとすごく楽しかったですね。 ――印象に残っていることはありますか? 占部彰二実技教官(元選手)にペアボートに乗せてもらったことですね。普通、ペアボートは操縦者の前に前向きに乗るんですが、教官の操縦が見たかったので、後ろ向きに乗ったんです。すごく怖かったですけど、教官のハンドルの切り方、レバーの握り方など見ることができてとても勉強になりました。
あと選手招聘で愛知の細川裕子選手に指導いただいた際、通常のボートで細川選手の後ろに乗って水面を走ってもらいました! あの小さいボートに二人乗りです。プロレーサーのモンキーターンを目の前で見ることができ、旋回中でのターンマークの見え方など私がしている旋回時とは全く違うものでした。絶対訓練中じゃないとできないことだったので、貴重な経験をさせてもらいました。


気持ちは負けない。有言実行するために努力し続ける

――理想のレース、目指すレースはありますか? 三重支部の塩崎桐加選手みたいな、見ていて気持ちのいい思い切ったレースを目指しています。塩崎選手と練習させてもらいましたが、格の違いを実感しました。早く練習相手になれるよう頑張らないといけませんね。 ――目標に向かって、今何をすべきと考えていますか? 目先のレースに向けて集中して練習することですね。ボートレースのことだけを考えてやっていかないととは思っています。
今は養成所の頃よりもヘトヘトになるまで練習していますね。 ――将来の目標はありますか? レディースチャンピオンに出場することですね。 ――出場が目標? いや、優勝したいです。レディースチャンピオンを獲ったらクイーンズクライマックスにも出場できますし、有言実行できるよう努力していきます。 ――最後にファンの方にアピールしたいことは? まだまだ下手くそでアピールできることはないのですが、相手が誰であろうと気持ちだけは負けないよう走ります。一戦一戦を大切に勝てないと思わず最後まで諦めないレースを目指し、舟券に絡めるよう頑張ります!