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三重支部に所属する選手のホットなトピックを集め、インタビューありニュースありと、
いろいろな角度で支部選手の魅力を紹介します!!
勢いのある三重支部を
支部長としてさらに押し上げる!

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※取材はリモートで花本選手の自宅から行いました。

支部全体に気を配ることを大切に。

――一般的に支部長の任期は2年とお聞きしましたが、花本選手はかなり長い期間務められていますよね? 支部長は支部の選手の意見を聞いて選出する決まりになっていて選挙で決まるんですが、もう長い間僕が選ばれ続けています。そろそろ世代交代してほしいなとは思っているんですけれどね…(笑)。
―過去には矢橋成介選手とともに務められていましたが、どういった経緯で? 僕が独身のときに矢橋さんの近所に住んでいて、いつも可愛がってもらっていたんですが、当時は矢橋さんが一人で支部長を務められていたこともあって、しばしばお手伝いしていました。その後、矢橋さんが本部の役員になられたのをきっかけに「(支部長を)やってみ」と声をかけていただいて正式に支部長になりました。
――支部長としての業務は具体的にどのようなことをされているのですか? うーん…簡単に言えば「取りまとめ役」ですね。支部内の意見を集約して本部に伝える立場になります。各支部長が集まる「支部長会」が東京の本部で開かれるのですが、そこで三重支部の意見をしっかりと伝えて反映できるように働きかけることが支部長としての大きな仕事ですね。
――長い間務められてきて嬉しかったことや苦労したことなどはありますか? そうですねぇ…先輩後輩関係なく何かあれば僕に相談してもらって、うまく調整取っていくことも支部長としては大切な仕事だと思っています。僕が支部長として働きかけることで少しでも支部内の選手のためになっているなら嬉しいですね。割と何でも僕に相談してくれるので、逆に自分の時間とのバランスのとり方には苦労してますが(笑)。

雰囲気と環境のよさが結果につながっている。

――支部長からみた三重支部の現状はいかがですか? 雰囲気はもちろんですが、結果も出ているのがすごくいいですね。一番上の森竜也さんがもう50歳を超えられてますけど、一緒に走った10月の住之江で予選突破されていてまだまだ現役バリバリだと感じましたね。若手の優勝も増えてきているので、本当に全体的にいいと思います。
――和気あいあいという表現をよく使わせていただいているんですが、まさにそんな感じでしょうか? 本当にそうですね、正月やお盆のレースではピット内は和気あいあい、レースは真剣勝負といった感じなので、理想的な雰囲気だと思います。施行者さんにも本当によくしてもらっていて、支部訓練も頻繁にやらせていただいています。
――今イチ押しの選手はいますか? この前新聞で見たんですが、健士郎(豊田健士郎選手)が今年優勝5回目ってあったので、これはクラシックいけるんじゃないかと思いましたね。出身校が同じで、健士郎がデビューする前に、学校の先生に、「豊田君が今度ボートレーサー養成所に入所するので少しお話していただけませんか?」と相談を受けたこともありました。そういった縁もあって、最近の活躍には注目しています。すでに若手のまとめ役にもなり、今が心身ともに伸び盛りの時期かなと思うので、いけるところまでどんどんいってほしいですね。
――津ッ輝ー(ツッキー)隊の環境についてはいかがですか? 若手同士でまとまって取り組むにつれて自主性や責任感が育まれていくので、それをうまくつなげていって、最終的には支部内で自立していってほしいと考えています。今の若い選手はボートレースへの取り組み方が非常に真面目ですね。訓練が終わってからもペラ小屋にこもってペラ叩きやゲージ作り、次のレースに向けての話などもしているようで、近況ではそれがしっかりと結果に出ているのだと思います。そのあたりは環境を整えていただいているおかげでもあるので、競走会や施行者さんには本当に感謝しています。恵まれた環境が選手の向上意識につながっているのは間違いないですね。
――選手と施行者さんとの関係の良さもよく聞きます。 そうですね、訓練時間も他の支部より長くとっていただいているんじゃないかな。まだまだ大変な時期ですし、他支部の様子を聞いたりしているとあまり練習できていないという声も少なくないですね。そんな状況下でもいろいろと協力していただいて、普段から応援もしていただいているので、選手もそれに応えなければという思いは確実にあると思います。それがいいサイクルになっているのでしょうね。

僕からしたら全員が師匠。

――やはりレーサーと支部長の両立は難しいですか? 最初はどうなることかと思っていたんですが、もう7年もやっているので個人的には慣れましたね。他の支部長さんと話したりしていると、やはり大変だという声も聞きますが…。ただ、レーサーとしてやるべきことはしっかりとやらなければいけないですし、自分のなかではレーサーとしての仕事と支部長としての仕事は区別つけられていると思います。
――レーサーとしての強みや弱みはありますか? やはり少しでも内側の方が得意なので、積極的にコース取りにいったりはしますね。一走ごとに、そのレースで一番勝率が高くなりそうな作戦を考えて走ることを意識しています。
――今までで一番印象に残っているレースはありますか? レースに関してはどうしてもいいときと悪いときの波があるので、通算で振り返ると、特にこれが印象に残っているというレースはありません。
――ボートレーサーとして日々励みになることなどはありますか? 一番は家族の存在ですね。子どもにも恵まれたので、自分がしっかりと走って養っていかなければいけないという思いは常にあります。
――師弟関係はいかがですか? 若い頃は鈴木光男選手に見ていただいていたんですが、鈴木さんが引退されてからは今にいたるまで特に師弟関係は持っていない状況です。三重支部だからかもしれないですが、僕からしたら全員が師匠で、先輩後輩関係なくいろいろと教わることが多いです。もちろん僕の方からアドバイスできることがあればどんどんしていますね。みんなに支えられて今の僕があると感じています。

目の前のレースも、選手としての未来も意識する。

――選手としての目標はありますか? 目の前の一走一走をしっかりと走って、その積み重ねを長く続けたいなと考えています。年配の選手は身体のケアやトレーニングに気を遣っていますね。まだ僕は何もしていないのですが、そろそろそういったことも考えていかなければいけないと感じています。

――選手寿命が長い分、先のことまで考える必要があるということですね。 そうですね、持ちペラ制だったころは何よりもペラ作り優先でしたが、オーナーペラ制になってからはレースの技術や体力作りといったことに比重を置く必要があると考えるようになりました。実際、40歳手前になって以前よりレース後の疲労を感じやすくなってきましたね。今でも精力的にレースを走っている年配の選手は、やっぱり身体がしっかりしています。

――出てみたいレースはありますか? 個人的には特定のレースに出たいというより、やはりひとつひとつのレースの積み重ねを大切にしていきたいです。それで少しでも上向いて、いけるところまでいけたらいいなと考えています。
――ボートレーサーとしての信念や大切にされていることはありますか? お客さんの大切なお金を賭けていただいていることを忘れずに、出走するまでに自分のできることは最大限しっかりやってレースに臨むようにしています。
――津のファンの方は皆さんあたたかく応援してくれるとよく聞きます。 津は競走水面のそばにウッドデッキがあるんですが、そこから見てくれているお客さんも多くて、田舎のレース場の割には入っているなという印象をよく受けます。今はありませんが、場内イベントに参加させていただいたときなどは、多くの方から応援の声をいただいています。他の選手にも地元ファンの声援はしっかり伝わっていると思いますね。
――花本選手の舟券購入ポイントを教えてください。 展示タイムがいいときですかね。あまり出る方ではないんですが、たまにいいときもあるのでその時はエンジンもしっかり出ている証拠だと思います。そのときは外枠でもちょろっと絡めてもらえたら嬉しいです。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。 目の前の一戦を全力で頑張ります。自分のこともそうですが、三重支部全体がこれからアツくなってくると思いますので、ぜひ注目していただいて応援していただけたら嬉しいです。