三重's TOPIC

VOL.15 吉川貴仁 課題はメンタルの強化。常に笑顔で前向きに取り組む!!

選手歴20周年を迎え、自分を見つめ直す

――選手歴20周年を迎えて、心境は?あっという間だったというのが本音ですね。いま1年1年過ぎていくのが圧倒的に早いです。もっと早い段階で色々しておけばよかったという後悔がたくさんありますね。年齢を重ねると、若い頃のようには体が思い通りに動かなくなってくるので、反応が悪いです。そういう点ではもったいなかったです。
――20年を振り返ってみてどうですか? 良かった出来事と、悪かった出来事の繰り返しですね。大きい怪我もなく、ここまで選手生活を続けてこられたことはよかったと思います。このまま引退まで怪我せずにいきたいですね。
――20年で得たものは?なにも得ていないというか、全然足りないですね(笑)。いま若い世代の選手と話をしていても、こんなことを考えてレースしているんだと驚かされたり、プロペラに対して独自の考え方を持っていたり、自分は20年間なにをやってきたんだと反省します。いまの若い選手はみんなレベルが高いと感じますしね。僕らのときはターンやスタートで着順をカバーしていた部分がありました。でも、いまは総合力がないと勝てない時代になってきています。 ――20年やって見えてきた自分の弱みは?力が入りすぎるとダメな部分ですね。あとは、メンタル的な部分で成績が大きく左右されることです。
もういいかと諦めてしまうと、それに応じて成績も段々と悪くなってしまいます。仕事に対してやっている練習やプロペラの調整は、いつも通り変わりはないんですが、気持ちが一度切れてしまうと成績はよくないです。