三重's TOPIC

Vol.12 安達裕樹 地元でG1初制覇 思い出のレースで再び栄冠を掴む

肩の力を抜くことが、結果につながる

――最近の調子は?今年は成績的にはいい結果を残せていますが、やり始めたことがあったり、特に努力したという訳ではないです。いままでは自分が頑張らなければいけない立場が多かったのですが、最近は若い世代が着実に育ってきてG1レースでも多くの選手が出場しています。だからリラックスして走ることができていますね。プライドとかで走らなくてよくなったので、逆に肩の力を抜いて走ることができて結果につながっていると思いますね。期待されると期待される分だけ精神的につらい部分がありますしね。その点、井口(佳典)は毎回毎回、あの重圧を背負って走っているのは相当すごいことだと思います。普通は精神的に壊れそうになりますよね。だからいまは、負けてもどうってことないくらいの気持ちの持ち様で、逆に結果が残っていますね。
――現在、2020年前期勝率が7.63と自身の成績でも高い方では? 7点後半というのはいままで1回しか取ったことがないですね。今期たまたま数字に残っていますけど、なぜ数字に表れているかと聞かれれば、これといった理由が見当たらないです。例えば、プロペラの調整が今期はうまくいっているというのであれば、それが来期への自信につながりますが…。以前取ったときは、プロペラの調整力に手ごたえがありました。いまは根拠がなくて怖いですけど、ただなんとかA1級には残りたいので頑張ります。
――今年5回優勝して、徳山では連続優勝していますね 番組で自分をメインとして扱ってくれて、勝ちやすい番組を組んでくれていたので、それが大きかったですね。それなりの扱いを受けているので、結果を出したいという気持ちになりました。それが偶然、結果につながったのかもしれないです。 ――現在1442勝と1500勝に迫っていますね 1500勝は来年くらいですかね。意識はまったくしてないですね(笑)。平均スタートタイミングだけは、あまりにも遅いと恥ずかしいので頑張りますけど、自分は特に数字にこだわる方ではないです。ここまで負けた人に1442回嫌な思いをさせてきたんだなと(笑)。出走回数でいうと、それ以上に自分が負けてますけどね。いつのまにか1500勝付近まできていたんですね…。
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