ホットな情報をアレコレ寄せ集めてお届け!

三重支部に所属する選手のホットなトピックを集め、インタビューありニュースありと、
いろいろな角度で支部選手の魅力を紹介します!!
新進気鋭のルーキーが今スタートラインに立つ!
※取材はリモートで中野選手の自宅から行いました。

減量苦という大きな課題を乗り越え、夢をつかむ。

――ボートレーサーを目指した理由やきっかけはありますか? 小学生の頃から父親とボートレース津にレースを観に行くことが多くて、ずっとかっこいいなと思っていたので自然と目指すようになりました。家族も反対することなく応援してくれたので、その点では養成所に入る前もレーサーになった後もありがたいなと思っています。
―試験は何度目で合格されましたか? 試験自体は一度で合格したのですが、体質的にも減量がなかなかうまくいかず受験資格ラインに達するまでに時間がかかってしまいました。養成所でも減量は目下の課題でしたが、今はもう減量を意識する生活には慣れることができました。
――訓練の思い出として、「同期のみんなと過ごした時間」をあげられていますが、具体的にはどのようなことが印象に残っていますか? つらいこともたくさんありましたが、実技でみんなと協力しあったり、夜の自由時間に談話したり相談し合ったりとリラックスできる時間を過ごせたことが、自分にとって大きな助けとなりました。
――厳しい訓練のなかで一番うれしかったこと、一番苦しかったことがあれば教えてください。 やっぱり朝が早いのはつらかったですね。タイムスケジュールも1分刻みで決められていて、普通の環境ではない中で過ごさなくてはいけなかったので、生活面は苦しいことが多かったです。
ある程度覚悟して入所しましたが、事前に聞いていた内容と実体験とでは大きなギャップがありました。

心身ともに引き締まった養成所チャンプ決定戦。

――養成所でのリーグ戦通算勝率は、第7位という成績でした。中野選手ご自身の中で手応えはいかがでしたか? 「フライングなどの事故なくリーグ戦を迎える」という目標を立てて臨んでいたのですが、まずその目標を達成することができたことは良かったなと思っています。そのうえで、リーグ戦の通算成績もある程度残すことができたので、自分の中では満足のいく内容でした。
――養成所チャンプ決定戦にも4号艇で出走(結果は4着)されましたが、そのときの心境はいかがでしたか? 養成所でのレースの出走前に初めて緊張しました。同時に、デビューしたらこれ以上の緊迫感の中でレースに臨むことになるのだという実感が湧きましたね。普段のリーグ戦では使用しない待機控室や本番控室も使用してのレースだったので、心身ともに引き締まりました。
――修了式はご家族の臨席なしの状況でしたが、いかがでしたか? 自分たちは入所式から家族の出席がない状態だったので、せめて最後くらいは…と少し寂しい思いもありました。ただ仕方のないことですし、目の前のレースを集中して走り切ろうという思いで走っていました。

無事故完走を目標に、自分の走りに集中する。

――もう支部訓練には参加されているとのことですが、いかがですか? レースの特訓前に走らせていただいているのですが、参加人数が多い日は模擬レースやスタート練習もさせていただけるので、実践的な訓練が多くてとてもありがたいです。
ピット内での作業などもある程度は覚えられましたが、まだ実際のレースでの動き方や要領はイメージしきれていないので、そのあたりも徐々に覚えていければと思います。
――三重支部の雰囲気はいかがですか? 自分が想像していたよりも親身になって教えてくださるので、すごく雰囲気がよくて逆に驚いています。
――初出走まで約1ヶ月ほどありますが、今の心境はいかがですか? 水面ではもう毎日というくらい走らせていただいていて、スタンドの景色なども少しずつ見えてきてはいるので、本番も落ち着いて臨むことができると思います。とにもかくにも自分は新人なので、デビュー節は無事故完走を目標に、自分のレースに集中して頑張りたいです。
――いま取り組んでいることは? 減量などの身体の管理や、支部訓練に参加されている先輩方にプロペラ調整を教えていただいたりしています。
――同期の中では遅めのデビュー戦となります。 そうですね、早く走りたい気持ちはもちろんあります。ただ、逆にデビューまで長い時間をいただいているので、多く練習したり先に走った同期から失敗したことを聞いたりできるので、そういった点ではプラスかなと思っています。

自分の強みを、自信を持って発揮したい。

――選手としての目標はありますか? まずはB1級に上がって、多くのレースに出走したいです。いずれはSGやG1といったトップ戦線で活躍できる選手になりたいですね。
――憧れの先輩レーサーはいますか? 養成所のときからスタートを武器に走ってきたので、菊地孝平選手といったスタートが上手い選手を尊敬しています。
――自分が理想とするレース・走りはどのようなものですか? 最初は大外からのレースになるので、スタートが遅れていては話にならないと思いますし、見え方に自信があるときはしっかりとスタートを決めて、思い切った走りをしたいです。
ただ、見えてないときにいくのはリスクの方が大きいですし、事故につながる大きな要因なのでそこの見極めもしっかりしていきたいです。
――最後にファンの方へメッセージをお願いします。 新人らしく最後まであきらめない走りをして、安心して見ていただけるレースができるよう頑張ります。応援よろしくお願いします。